03.血液透析 c.シャントとは

血液透析を行うにあたりスムーズに透析を行うためには動脈 と静脈を結合させる手術を行います。これがシャントです。
シャントは透析者の命綱でもあります。

※内シャント・外シャントとありますが現在では内シャントが 主流です。

〈内シャント〉

腕の動脈と静脈を皮膚の下でつなぎ血液の流れをよくする。 透析を行うときは動脈側と静脈側にそれぞれ針を刺し透析の回 路に接続する。

手術後シャント使用ができるまで平均2週間程かかります。(抜 糸は2週間後)これは血管が毎回の針刺しに耐えられるまで発 達する期間です。発達する期間は個人差があります。 シャントが使用できるようになるまでは、頸部または鼠径部か らカテーテルを挿入して透析を行います。

・内シャント作成が難しい場合は人工血管 (グラフト)を移植する事もあります。

《表在化人工血管の模式図》