09.当院における定期検査と必要
※透析治療は患者さんの社会復帰を最大の目 標としていますが、日頃から全身状態管理の ための種々の検査が必要です。したがって、検 査、治療を最優先しながらの社会復帰となり ます。極力、仕事に支障のないように、予定を組み込む努力をいたしますがご協力をお願い いたします。
○腹部エコー(年1回行っている)
悪性腫瘍・後天性腎のう胞などの早期発見のために行う。
○心エコー(年1回行っている)
心機能の評価・うっ血性心肥大を調べるために行う。
○心電図(二ヶ月に1回行っている)
透析は血液の流れを十分必要とするため虚血性心疾患が 多く心臓に負担がかかるため定期的に行う。
○便潜血(年1回行っている)
消化管出血・貧血などの早期発見のため行う。
○CTまたはMR(I 年1回行っている)
悪性腫瘍・後天性腎のう胞などの早期発見のために行う。
横になって行う苦痛のない検査です。
造影剤を使用することがあるため透析日の透析前に行う。
○胸部レントゲン(二ヶ月に1回行っている)
心臓の拡大の有無・胸に水がたまっていないか等を知る ための検査です。
ドライウェイトの設定や管理を行う際に重要な指標の1つ です。
○動脈血ガス分析(二ヶ月に1回行っている)
体重がドライウェイトを超えた時、動悸・息苦しさなどが おこりやすくなります。その時の呼吸の機能をみます。
○血液検査
体重が増えることによって血液がうすまってきます、又、 透析前と後の毒素電解質の変化などを検査します。