01.腎臓の構造と働き b.腎臓の働き

尿をつくり(水分の調節)老廃物(尿毒素)を排泄する。 腎不全では尿が出なくなり水分及び体の中で不要に なったクレアチニン・尿酸・尿素窒素などの物質が体 にたまり蓄積してしまいます。

電解質の調節及び血液を弱アルカリに保つ。 電解質にはNa(ナトリウム)K(カリウム)Ca(カルシウム) C(l クロール)Mg(マグネシウム)P(リン)があります。 腎臓はこれらの電解質の濃度を正常にし血液を弱アル カリに保っています。腎不全では電解質に過不足が生じ コントロールできなくなります。 腎臓の機能が低下することにより血液が酸性に傾い ています。

造血作用を促す 腎不全では、腎臓から分泌される造血刺激ホルモン (エリスロポエチン)が少なくなり、貧血になります。

ビタミンDを活性化してカルシウムの吸収を助ける 腎不全では血液中のカルシウムが少なくなり、骨から のカルシウムを動員させるため、骨がもろくなりま す。

血圧を調節する。 腎不全では、レニンというホルモンが過剰に分泌され て血圧が高めとなります。