経鼻内視鏡検査
経鼻内視鏡検査について
「鼻から行う内視鏡検査」の特徴
●苦痛が少ない
内視鏡は、鼻からスムーズに挿入できる、約5mmの細さです。
検査中の苦痛が少ないため、強い麻酔の必要もありません。
●吐き気がおきにくい
内視鏡が舌の付け根を通らず、のどに触れることもないので、不快感や吐き気をほとんど感じずに検査を受けることができます。
●会話ができる
検査中も会話が可能です。質問をしたい時・気分を告げたい時など、医師と自由にお話できるので安心です。
内視鏡の構造
●先端部約5mmの極細内視鏡
内視鏡先端部は約5mmという細さです。鉛筆と比べるとどれだけ細いのかがお分かりいただけることでしょう。
●診断に必要な機能も充実
処置具用の2mmの『鉗子口』を備えているので、胃液の吸引や組織採取なども行えます。
●細くても観察画像は高画質
超小型CCDを搭載しているため、医師は通常の内視鏡と同等の高画質で観察を行うことができます。
【ご注意ください】
- 鼻腔や患者様の容態によっては、鼻からの挿入が難しい場合もあります。
- 経鼻内視鏡は非常に細いため、処置には適さない場合もあります。
詳しくは診察時に担当医師にご相談ください。
検査の流れ
1.検査前日
夕食は軽め済まし、21時以降の飲食(水は除く)は避け、早めの就寝を心掛けましょう。
※採血等の事前検査が必要な場合もあります。
2.検査当日の朝
飲食(水を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。
※常用薬を服用されている方は事前に医師にご相談ください。
3.検査前の準備
胃の中をきれいにするため、白い液体の薬(消泡剤)を飲みます。
4.鼻の麻酔
検査室に移動後、鼻の中に麻酔をします。
5.内視鏡検査
医師がモニターに映るおなかの中をすみずみまで観察します。検査時間は3~10分程度です。
6.検査後
検査が終わったら身支度を整え、少し休んでください。気分や体調がすぐれないときは、すぐに医師に伝えましょう。