透析液清浄化の取り組み
当院は開院時より、「患者さまへ、安全できれいな透析液で透析をしていただきたく」最新の透析医療設備を導入しました。 透析液清浄化のため、日機装の透析システムとして、逆浸透精製水システム、自動溶解システム、多人数用透析液供給システム、多用途透析用監視装置を設置しています。(透析システム概要参照) 安全できれいな透析液を供給するため、当院の臨床工学技士は透析液清浄化のために透析液・透析用監視装置の管理をしています。管理は日本臨床工学技士会の「透析液清浄化ガイドラインVer.2.00」を基準に水質管理をしています。 << 透析液の水質評価の指標 >> 透析液の水質を評価する指標に、エンドトキシン(以下ET)濃度と細菌数を測定しています。ETはグラム陰性菌の細胞膜の成分で、様々な発熱物質の中でも最も生物学的毒性が強い。このため、透析液の水質評価の指標にET濃度と細菌数が用いられています。